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後は野となれ山となれ、でいいのか?日本の未来は原発の後始末なくしてありえない。地球科学的に日本で原発など最初からムリだったのだ。稼動し始めてしまった以上、後始末をつけなければならない、それが不可能であったとしても…
地質学者として原発設計にたずさわった著者だからこそ語れる真実。
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【目次】
1章 日本列島の自然、その地質と地殻変動の記録
2章 日本列島の自然と原子力発電
3章 原子力発電の過去と現状
4章 日本列島と放射性廃棄物
5章 原子力発電の後始末と技術開発
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【著者プロフィール】
土井 和巳 (ドイ カズミ) (著/文)
技術士、工学博士。原子力に関わる地質学的調査と検討。原子燃料公社から動力炉・核燃料開発事業団に30余年所属。地下資源探査、原子力施設の基盤調査などのため全国各地の地質調査、北米地域などを踏査。
また、OECD/NEAが主催する放射性廃棄物管理委員会の委員を務め、欧米の放射性廃棄物処分候補地を実見。
1953年、東京教育大学(現筑波大学)理学部地質鉱物学科卒業。
1957年、発足後間もない原子燃料公社に奉職。
1957~1990年、原子燃料公社/動力炉・核燃料開発事業団(主任研究員)。
1984~1986年、OECD/NEA放射性廃棄物管理委員会(略称RWMC)委員。
1990年以降、地質コンサルタント。
著書に『そこが知りたい放射性廃棄物』(日刊工業新聞社、1993年)、『日本列島では原発も「地層処分」も不可能という地質学的根拠』(合同出版、2014年)など。
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ISBN:978-4-909542-56-4 C0036
判型:四六判 並製
発売日:2023年6月10日
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